平成21年 国際交流 『岡山県国際課国際貢献「はじめの一歩」推進事業』
 【日程】 平成21年10月3日(土)・4日(日)

 【場所】 岡山国際交流センター

 【目的】
次世代を担う高校生を対象に、外国人から見た日本や開発途上国の現状について知るとともに、県内で学ぶ研修生・留学生との交流を図ることで、国際貢献に対する関心を高めてもらう。

 【主な研修内容】

  ◇桂かい枝さん(落語家・文化庁文化交流使)による講演
世界の人に古典芸能の楽しさを伝えようと世界中で公演をされており、12 カ国80都市300を超える英語落語公演を行ってきた経験から、「笑いの異文化コミュニケーション」について、楽しくお話ししていただきます。


  ◇アジア・南米からの研修生・留学生との交流・各国料理体験
現在岡山で学んでいるアジア・南米からの研修生・留学生に参加いただき、 母国の文化や生活の紹介などを通じて交流を図ります。 また、昼食時に、研修生・留学生の母国の料理を、参加者全員で実際に作って試食します。

≪1日目料理作り体験メニュー≫
西紅柿炒鶏蛋(トマトと卵の炒め物)・中国、水餃子・中国、チョーククティ(タピオカバナナ)・カンボジア

≪2日目料理作り体験メニュー≫
アジ デ ガリーナ(鶏肉の唐辛子煮込み)・ペルー
チパ グアズ(コーンのケーキ)・ウルグアイ
パステル デ カルネ(ミート揚げパイ)・ブラジル


  ◇開発途上国に関する参加型ワークショップ
青年海外協力隊として開発途上国で活躍した方による、参加型のワークショップを行います。


  ◇国際貢献についての講義
国際貢献について、もっと知っていただくための講義を行います。


 【参加生徒】 34名

  本校からの参加生徒
 2年 中西百花、古谷明日香
 1年 北原香織、橋玲香、多賀苑乃美、西山恵莉、福岡咲希

 (生徒の感想)
★私は英語に少し興味があったことから「はじめの一歩」に参加しました。1日目は桂かい枝さんの落語から始まりました。初めて落語を見て、笑いをこんな風に伝えられるのだなと驚きました。さらに英語を交ぜてお話しされたので、日本の文化が形を変えても笑いにつながるすごさを感じました。昼食はアジアバージョンでした。他国の料理を初めて作ったけれど、おいしかったです。友達もできて楽しい1日でした。2日目は他校の人とグループを組んで、私たちの知らないような開発途上国について考えるワークショップに参加しました。私が持っている知識がいかに少ないかが分かり悲しく思いました。昼食は南米バージョンでした。とてもおいしくて、私は南米の方の味付けが好きなことが分かりました。外国文化についてのプレゼンテーションもたくさん聴きました。どの方も伝えるのが上手で、なかには、私たちが理解しやすいように、不慣れな日本語を使ってくださる方もいてうれしかったです。2日間を通して得たものは大きかったです。これから学んだことを活かしていきたいと思っています。

★「はじめの一歩」に参加して、まず初めに驚いたのは、こんなにも、世界について知りたくて貢献したいと考えている高校生がいたことです。なかには、AMDAの高校生会議に積極的に参加している人もいました。2日間のさまざまなプログラムのなかで、私が一番印象に残っているのは、参加したメンバーがグループに分かれて一緒に作ったお昼ご飯です。カンボジア、中国、ブラジルなどプレゼンテーションをしにきてくださった方々にそれぞれ指導をしていただいて作りました。ちょっと失敗してしまった料理もありましたが、それも含めて楽しかったです。また、英語落語というのを聞かせてもらって、たとえ文化は違っても、笑いは世界共通なのだなと分かりました。ここで学んだことは、普段の生活で経験できることはなく、とても新鮮でした。そして、以前よりも、ずっと外国に興味を持つことができました。私も何か外国に貢献できることがしたいと考えるようになりました。

★2日間で私が今まで知らなかった開発途上国の良い点やそれらの国の抱える問題点などいろいろと教えてもらいました。昼食は各班で他校の生徒と外国の料理を作って一緒に食べました。まだまだ知らない国があるのだなと思いました。国によっていろいろな習慣があったり、味付けが違うこともわかりました。挨拶の仕方、言葉も学びました。これからたくさんの外国のことを知って、いろいろな人に広めて、多くの人が知らない国がないようにしていきたいと思いました。そして、現在開発途上国と言われている国々をなくしたいと思いました。これから国際貢献に関わるボランティアをたくさんしていき、経験を積んでいきたいと思います。

★私が2日間「はじめの一歩」に参加して体験したことは、外国の方々のプレゼンテーションを聞いたり、それらの方々と外国料理を作ったりと様々なことでした。いろいろな学校の生徒が20人ほど来ていて、学校生活や外国のことなど、たくさんのことを話しました。他の人のいろいろな意見を聞き、新たな発見がありました。2日間で普段学べないことがたくさん学べました。外国の方が母国の話をしてくださったり、外国でボランティア活動をされた方が話してくださったり、とてもリアリティのある話から、たくさんのことを知ることができました。この2日間で得たことを、まず周りの人に伝え、これからの世界がもっと良くなるように活かしていきたいです。

★私はこの2日間でたくさんのことを学ぶことができました。1日目は桂かい枝さんの講演会から始まりました。自分が外国に行った時の体験や落語を聞かせてくれました。英語を話すだけでも難しいのに、それを落語にして感情を込めて伝えていることがすごいと思いました。お昼は全員でアジア料理を作りました。他の高校の人とも仲良くなれたし、ご飯もおいしく作れたので良かったです。午後からは、AMDAの方の話を聴きました。AMDA高校生会の人は私と同じ年齢なのに、国際協力がいろいろとできていて驚きました。2日目は元青年海外協力隊の人の経験を聴いたり、ワークショップをしたりしました。みんなの前で国の紹介をした時は、恥ずかしかったけれど楽しかったです。その後は外国のことについてたくさん話を聴きました。私はこの2日間を通して、普段では聞けないことをたくさん知ることができ、とても貴重な経験をすることができました。そして、英語をさらに好きになることができました。参加して本当に良かったです。

★私は1日しか「はじめの一歩」に参加することができませんでした。しかし、その1日だけでも、今まで全然知らなかった外国のことがとてもよく分かりました。その国の有名な観光地、文化、食べ物などを丁寧に教わりました。お昼ご飯は外国の方たちの国の有名な料理を作りました。日本の食材で作ることができ、とてもおいしかったので、また自分でも作ってみたいと思います。その他にも、ゲーム感覚で自分の知っている国の首都をできるだけ多く書いたりもしました。私は21ヶ所の首都を書くことができました。すごい人は45個も書けていました。教わったことを活かして、将来は外国へ行き、色々な有名な料理を食べてみたいです。そのためにももっと勉強していきます。

★1日だけの参加でしたが、貴重な体験談が聞けたとともに、他校の人と交流したり、南米の料理を作ることができたりと、普段ではできない貴重な経験ができました。その次の週、新しいALTと授業で会いました。その先生から出身国イギリスについてのプレゼンテーションを聴きました。その時に、「はじめの一歩」に参加した時に聴いていたイギリスの情報が本当に役に立ちました。みんなが知らないことを自分が知っているということがとても大きな喜びでした。参加したことがすぐに役立ってためになったので、機会があれば他の人も参加してみると良いと思います。特に外国に興味がある人はおすすめします。3月にデービスへ行く予定なので今回学んだことを活かして頑張ります。

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