平成26年 国際交流 『JICA中国 高校生国際協力体験プログラム』
 【日程】 平成26年7月26日(土)〜27日(日)

 【場所】 JICA中国(広島県東広島市)

 【主な研修内容】

  広島県・岡山県・山口県・島根県の13校から39名の高校生が参加。
  • ワークショップ「おいしいチョコレートの真実」〜チョコレートを通して公正な貿易とは何か、平等な社会を考える
  • スリランカの青年海外協力隊員とのテレビ会議〜日本とスリランカを繋いで
  • 研修員との交流〜マダガスカルのスポーツ「クバーラ」で白熱!
  • なりきり青年海外協力隊!〜アフリカ「ブルキナファソ」
  • 漢字一文字で2日間を表す
  参考URL: http://www.jica.go.jp/chugoku/enterprise/kaihatsu/jittaiken/

 【参加生徒】 3名  林 咲希   吉田 遙   籾木 美緒

 (生徒の感想)
3年1組 林 咲希
 私は先生に誘われてJICAの研修に参加しました。参加する前はJICAのことはあまり知らなかったので,参加しようとは思っていませんでした。しかし,先生にJICAのことを説明していただき,興味がわいたので参加しようと思いました。今回の研修で私が特に印象に残ったことは,チョコレートについてです。私たちが食べているチョコレートの原料のカカオは暖かい国々で作られています。その国々の中には貧しい国や地域があり,大人だけでなく子どもが働いているところもあります。小さい子どもが危険な道具を使ったり頭の上に重い物をのせると,けがをしたり体に悪影響を及ぼしたりしてとても危ないです。そういった児童労働をなくしていくためにJICAはいろんな活動をしていますが,減ってきてはいるもののまだまだ児童労働をしている子どもが多いのが今の現状です。私は今普通に勉強をしたりして暮らしていますが,貧しい国の子ども達の多くが勉強できず,毎日大変な作業をして暮らしていることに驚きました。原因の一つがお金がたくさんもらえないことです。カカオがたくさんできると輸出しても安い値段で買い取られてしまいます。だから今お店には,フェアトレードというマークがついたチョコレートを販売しているところがあります。これはきちんとした取引をしているという証拠です。私は見たことがありませんでしたが,いつか見つけたときには買おうと思いました。私はこの研修で学び考えたことが活用できるよう,日常生活を大切にしたいと思いました。

3年1組 吉田 遙
 今年度のプログラムはチェコレートなどの身近にある物や事を題材にワークショップを受けることとなりました。私は「フェアトレード」という言葉をただ「公正な取引」という曖昧な事で考えていましたが,今回のワークショップでコートジボワールの人達が,組合に入っているかいないかでどれだけの収入の差になるのかを初めて知り,フェアトレードの本当の意味を知りました。その日の晩にはクバーラという十字鬼をやりました。クバーラでは顔もあわせたこともないみんなと一緒に優勝することができて,きれいなピンク色のティッシュカバーをもらいました。今までに培ってきた英会話力で海外からの研修生と一緒にたくさん話すことができました。2日間はあっという間に過ぎてグループの発表などはありました。最後にはこの2日間を漢字一文字でまとめるという発表があって,一人一人の貴重な意見を聞くことができました。私はこの2日間を踏まえつつ,今後の学校での集団生活や家庭での生活に生かせていけたらいいなと思っています。また,今回のプログラムで出会った人たちとも今後の関係を深めていきたいと思いました。

3年2組 籾木 美緒
 JICAの高校生国際協力体験プログラムに参加するのは今回で2回目だったけれど,昨年よりも楽しかった。8つのグループに分かれ,基本的にグループで活動した。他の学校の人たちとコミュニケーションをとり,グループで協力する大切さを学んだ。全部楽しかったが,とくに2日目の「なりきり青年海外協力隊」が楽しかった。分かれたグループごとに,実際にかつて青年海外協力隊員が活動したことがある「ボボ・デュラッソ障害者センター」が抱えている問題の解決策を話し合った。私ともう一人の3年生を中心として意見を出し合い,模造紙にまとめた。模造紙にまとめる時には,どのように書いたらわかりやすいかなど工夫をし,皆で楽しみながら作った。その後8つのグループが同時に自分のグループの発表をしたが,その時は一人ずつ他のグループの人たちの前で発表しなければならず緊張したが,皆にわかりやすいように発表をした。また他のグループの発表も聞き,自分たちでは考えられなかった解決策などを知ることができた。他にも様々なことを行ったが,すべて自分にとって為になる物だった。この研修を通して,将来国際協力に参加したいと思うようになった。その為には今自分にできることをしっかりやり,目標に向けてがんばっていこうと思う。

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