平成18年 国際理解講演会
 【日程】9月22日(金)6、7時限

 【演題】「共に生き、共にエイズと闘う」

  ・HIV・AIDSについて
  ・タイでNGO団体を設立した経緯
  ・タイから見る日本のHIV・AIDSを取り巻く現状やタイの現状
  ・私たちにできる国際貢献、国際協力

   青木恵美子氏
   NGO「バーンサバイ」(2002年7月7日、タイ北部、チェンマイに開設されたHIV感染者とAIDS患者のための緊急避難場)
   http://homepage3.nifty.com/baansabaay/

 (生徒の感想)
○今までの講演の中で一番良かった。私もバーンサバイに行って体験してみたい。
○私も青木さんのように人に向き合い、支えられる人になりたい。
○言葉が通じなくても人と人との心は通じることがわかった。
○AIDSは身近な病気になっている。AIDSは近くにいるとうつると思っていたけれど、話を聞いて意識が変わった。
○免疫力は精神的に安定したり希望を持ったりすると上がるもので、免疫力の数値が0に近い人や0の人がバーンサバイで生活するうちに300以上になる人もいると聞いて驚いた。
○AIDSは死ぬ病気ではなく、薬も何種類も作られている日本は先進国で唯一HIV感染者が増加しているということ、認識度の低さに驚いた。
○タイではHIVに関して知識があり、理解があるから、感染者も気持ちが軽くなって元気になれるのだ。それに比べて日本は感染者が隠れてしまっている。タイに逃げて行っているという現実。家族にも言えずに家族はAIDSで亡くなったと知るとタイに遺骨も取りに来ない。日本はタイに学ぶところがたくさんある。
○日本ではこれからどんどんHIV感染者が増えていく。だから、タイを見習い、HIV感染者もありのままで生活できる国にしないといけないと思った。
○日本では感染者に対して差別があると聞きとても残念に思った。無知は怖い。感染した人にこれから会ったら、同じ人間なんだから、ありのままの自分で普通に接したい。
○日本で暮している患者さんは薬には不自由していないが、暮しやすい社会ではないとわかった。差別がなくなるよう1人ひとりが自覚を持って考えるべきだ。
○タイでは親に売られたり捨てられたり過酷な生活もあると初めて知り、同じ人間なのに、どうしてこんなに住む世界が違うのだろうと思った。
○日本人に服やアクセサリーをもらって喜んだ女の子の話が印象に残っている。服を着ているのが当たり前の私たちにはない喜びだと思いました。
○AIDSと闘いながら必死に1日1日を生きていることがわかって、私も1日1日を大事にしていきたいと思った。
○世界中の人々がみな平等で幸せであって欲しいと思った。病気や身分の違いで人を分けたり差別をするのはおかしい。
○他のどんな病気だろうと同じ人間として差別されず生きていくことができる世界ができるといいと思った。差別される理由など1つもなく、差別する権利すら誰一人として持っていないと思う。
 
 
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