平成22年 国際理解講演会
 【日程】平成22年12月10日(金) LHR14:55〜15:40

 【対象】
1・2年次生

 【演題】「ブルキナファソでのボランティア体験」

 【講師】藤原勤也さん

  障害者支援施設 生活支援員

  講師の経歴
平成18年3月〜平成20年3月 JICA青年海外協力隊派遣  国:ブルキナファソ  職種:ソーシャルワーカー

  講演の内容
ブルキナファソは世界最貧国の1つといわれる国で、生活の質や発展度合いを示す人間開発指数では、最下位から数えて2番目になり、5歳まで生きられない子どもが5人に1人もいる。JICAや青年海外協力隊の制度について説明した後、ブルキナファソの習慣や食べ物、文化などをクイズや写真を交えて紹介した。また、8歳から21歳までの路上生活児の通所施設、ストリートチルドレン保護センターでの活動内容も伝えた。

 (生徒の感想)
○全く知らない国のことだったけれど、お話しを聞くだけで、いろんな興味が湧いてきた。ブルキナファソという国のこと、青年海外協力隊の仕事、現地の人との心のつながりなど、お話のなかの言葉がたくさん心に残った。

○ブルキナファソは日本と生活が全く異なっていて、驚くことばかりだった。話を聞いて、もっといろんな国のことを知りたいと思った。

○ブルキナファソでは、小学校を卒業することが難しいことや、文字を書くことができない僕と同じ年齢の人たちやバレーボールを知らない人がいることを知って、同じ地球に生まれて、こんなにも差が出てしまうのだと考えた。もっと他の国の人たちがどのような暮らしをしているのか知りたくなったし、自分の生活も考え直さなければいけないと思った。

○ブルキナファソの子どもたちのことを聞くと、とても自分が恵まれていると思う。人は産まれる場所を選ぶことはできないから、その環境に応じて生きていけば、楽しさも幸せも苦しみも人それぞれで、かわいそうだということはないのだろうと思う。

○「子どもたちは大人から何かを学ぶのが好き」という言葉が印象的だった。私たちは今、高校という場所で先生に教えてもらっているけれど、この当たり前のことがとても幸せなことなのだと思った。

○毎日当たり前のように学校に通っていることがどれだけ幸せなことなのかを実感した。勉強したくてもできない人が世界にはたくさんいるということを知り、学校に行きたくないと思っていた自分の考えを改めることができた。

○衣食住は整い、勉強もできるし、せっかくできることを無駄にするのは自分の勝手だなと思った。

○学びたくても学べない人々や生きたくても生きられない人々がいるなかで、私たちはぜいたくな生活を送っていることがわかった。今の生活を見直し、感謝して1日1日を過ごしていきたい。

○普段水道が使えて、きれいな水が飲めて、病気にかかってもちゃんと治って、学校に毎日通えて、当たり前のことがとても幸せなのだと実感した。

○どれだけ恵まれているか実感した。すぐに捨てるのではなく、いろんなものを大事にしていきたいと思う。

○藤原さんに空手やバレーボールなどのスポーツや遊びを教えてもらった子どもたちがとても楽しそうだったことが印象的だった。今、元気に暮らせていることに感謝をしたいと思う。
○学校に行くことができない子どもが多いのでかわいそうだと思ったけれど、子どもたちの写真を見ると、みんな笑顔で明るく、温かい気持ちになった。

○子どもたちの笑顔がとてもきれいで、安心して子どもたちが暮らせる国になっていって欲しいと思った。

○決して裕福ではない国だが、見せてくださった写真は笑顔にあふれたものばかりだった。藤原さんはきっとこの子どもたちの笑顔に癒されていたのだと思う。

○写真に写っている子どもたちの笑顔に見入ってしまった。幸せとは何だろう、楽しい、つらいとは何だろう、人によって違うのだろうなと考えさせられた。

○写真を見て思ったことは、貧しい状況であってもみんな笑っていることである。幸せかどうかという基準は1人ひとり違うものだと改めて思った。このことを今後の生活に様々な方向から物事を見るということで生かしていきたい。

○人々が支え合って生活していて、みんな笑っていて幸せそうだった。

○私たちが普通だと思っている設備の多くが欠けていたが、そのおかげかたくましく生きている人が多いと感動した。

○発展途上国の支援には小学5年生の時に関わったことがあるので、非常に興味深いお話だった。「してあげる」のではなく、「させてもらう」という思いでボランティア活動はするものだと改めて思った。

○物質的や金銭的な援助ではなく、人材育成をしていくことが、本当の支援だと思った。

○私も小さなことから、他人のためにできることを見つけて、役に立ちたいと思った。

○私たちに出来ることは何かないのかと思う。できることからやることが大切だと思うので、見つけることから始めようと思う。

○共に考えて共に働くということは、普段の私たちにも通じる言葉だと思う。困っている人を助けるのは当たり前だが、とても難しいことである。多くが見て見ぬふりをするなか、自らが進んでやる。私もそんな人間になりたいと感じた。

○他人や他の国のことで一生懸命になれる藤原さんはとても輝いて見えた。

○マラリアに3度かかったり、真っ黒な虫料理が大好物だと笑顔で語れる藤原さんはすごいと思う。私も藤原さんのように国境を越えられるかどうかは分からないけれど、生き方を見習ってみようと思った。

○現地の子どもたちのためにいろいろな工夫をされていて、僕もこんな大人になりたいと思った。

○医療に関しても治安に関しても安定していないなかで、藤原さんたちの活動を通じて、笑顔の子どもたちがたくさん存在していると聞き、人のために何かをすることは素晴らしいと思った。

○毎日元気に暮らせることや学校で学ぶことができることの幸せを改めて感じた。普通の生活が送れることの幸せを忘れずに生活していきたい。藤原さんのような多くの人を笑顔にできる人になりたい。

○日本がどれだけ豊かで恵まれているかを思い知らされた。日本は開発途上国によって支えられている。その途上国に貢献できるような大人になりたいと思う。

○まだまだ世界各国の状況を分かっていないことを自覚できた。今自分がすることのできることをしっかり見極めていきたい。将来はどのような形でも、世界各国の役に立てるようになりたい。

○貧しい人々に物資やお金をあげるだけでなく、一緒に知恵を出し合って貧困に向き合うということを聞いて、世界ではいろんな状況の人々がいることを知り、改めて世界の人たちとのつながりを知れて良かった。自分にできることを見つけていこうと思う。

○普通の暮らしができて、学校に行けているけれど、そうではない人がたくさんいることが分かった。学校に行きたくても行けない人たちのために、私たちが多くのことを学び、将来開発途上国の人たちのために役立てるような人になりたいと思った。開発途上国について理解を深めるなど私たちにもできることがあると思うので、意識して取り組もうと思った。

○3大死因の一つに貧血があることに驚いた。日本では想像できない。世界中の子どもたちが笑顔で健康で暮らせるような世界になればいいなと思う。


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