平成24年 国際理解講演会(2回目)
 【日程】平成25年2月15日(金) 14:55〜15:40

 【場所】
体育館

 【講師】
  ケイン・ロックラン・ブルックスさん
岡山県国際交流員
オーストラリア ブリスベン出身

  講演の概要

○国際交流員の仕事
○日本と比較したオーストラリアの面積、時差、人口分布
○食文化
○音楽文化
○仕事と家庭のバランス
○多文化共生

 (生徒の感想)
○ケインさんは気さくな人で、オーストラリアをクイズやジョークを交えて分かりやすく紹介してくださり、聞いていた私まで楽しい気分になりました。驚いたのは、二重に国籍が取れることとオーストラリアで生まれなくてもいろいろな条件をクリアすれば国籍を取ることができることです。様々な文化の食事が食べられるのでうらやましいし、普段生活しているだけでも他文化についていろいろと勉強になるのだろうなと思いました。

○ケインさんは日本人かと思ったくらい日本語がとても上手で、岡山での国際交流に力を入れていることが伝わってきました。多様な文化のなかで大変そうだけれど、尊重しあって人々が生きているオーストラリアの多文化共生はとても素敵なものだと思いました。オーストラリア人であることを誇りに思いながら、元々の民族の文化も大切にするのだと分かりました。オーストラリアについて、コアラしか知らなかったけれど、もっと知りたくなりました。

○オーストラリアのことを知ることができてとても良い機会でした。外国には行きたくないと思っていたけれど、日本以外の国を知ることで文化の違いを知るだけでなく、外国の人との交流を深めていくことで大切なことを知ることができるはずだと思いました。視野を広げていきたいです。

○今回の講演を聞いて一番に感じたことは、オーストラリアに対して持っていた印象、情報がどれだけ偏り、間違っていたかということです。日本の約20倍ある国土面積、人口は日本の約17%で関東地方より少ないこと、中央部分は砂漠になっていること、時差が3時間あることなどを知りました。世界にはまだまだ知らないことがたくさんあり、今後はもっと海外に目を向けていこうと思いました。

○オーストラリアの印象としては、穏やかな人が多く、カンガルーやコアラなどの珍しい動物がいて、夏にサンタクロースがサーフィンをするというものでした。お話を聞いてさらに知識が増えました。労働に対する保障が充実しており、人権や人格の尊さをよく知っている国だということが分かりました。日本のなかにいてはあまり感じられない移民という言葉ですが、オーストラリアでは強く意識することになるのでしょうか。もしくは外国から来たことに関して気にならず溶け込めるような社会なのでしょうか。どちらにしても、一度は訪れてみたいと強く思いました。オーストラリアの良いところは自国と自分のルーツの国を共に誇れるというところだと思います。私たちも日本を誇りながら、外の国々への理解を深めたいです。

○ケインさんがオーストラリアを誇りに思うと言った時に、私はそういうふうに思ったことがなかったので印象に残っています。オーストラリアでは日本語を勉強している人がたくさんいると知り、日本人として嬉しく思いました。

○オーストラリアでは、200カ国くらいの人が住んでおり、いろいろな国籍や文化を持つ人がお互いの違いを認め尊重し合いながら一緒に生活することが大切な生き方なのだと知りました。真の多文化共生を発展させるには、どんな少数派でもきちんと自分の意見を社会全体に伝えなければならないと聞き、確かにそうだと考えさせられました。自分の周りは国際交流が少ないので、もっと世界の人と仲良くなってみたいです。

○多文化共生はとても興味深いです。他文化を平等に受け入れ対等に扱われていること、文化が異なる人々が分かり合って住んでいることに感心します。日本も見習うべきだと思いました。

○家庭とプライベートの時間が重要視され、オーストラリアの労働制度は、魅力的だと思いました。男女の失業率が同じくらいで、ワーキングマザーが多いと知り、女性が安心して働けるようになっていて、日本との差を感じました。

○オーストラリアは多文化共生のために様々な法律があることを知りました。自分たちの国の文化を崩さずに他国の文化を取り入れて共生していることはすごいと思います。カンガルーやエミューを食べていると知って驚いたけれど、ミートパイ、シェパーズパイなどいろいろな料理を食べてみたいです。今回のように異文化を理解する機会は大切だと思います。これから異文化に触れる機会があったら、ケインさんに聞いた話を活かしていきたいです。

○講演はとてもためになりました。オーストラリアについて知っていたのは日本よりも国土が広いということだけで、中央が砂漠化している、カンガルーの肉が食べられるなど知りませんでした。フィッシュ・アンド・チップスは知っていましたが、オーストラリアで食べられることは知りませんでした。食文化に興味を引かれましたが、一番興味を持ったのは、人種のことです。日本人のように、肌が黄色で髪が黒いといった特有の特徴があるわけではなく、元日本人、元韓国人、白人黒人など、様々な人が集まっていることに驚きました。きっと街を歩いただけでも、肌の色、瞳の色、髪の色が違って、文字通り十人十色なのだろうと思うと、何だかワクワクします。ますます行ってみたいと思いました。

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