『デービス高校 姉妹校交流(派遣)』
 【日程】平成24年3月14日(水)〜3月28日(水)

 【派遣生徒】
    小野朝陽、掛谷拳汰、山本百華、丸谷未来、前岡悠華、北原美香、今井ひよの、田島加奈子

 【ホスト生徒】
    Michael Dohn, Ian Reid-Burbey, Shayne Clementi, Lisa Kitson, Samantha Lung, Naomi Furukawa, Alicia Demaree, Alice Zhang


 (生徒の感想)
★日本の外側ってどうなっているのだろうか。生まれてから一歩も日本の外に出たことがない僕がこのデービス高校派遣に参加する理由は,たったこれだけのことでした。情報通信技術が発達した現在は,テレビやパソコンなど,画面の中では外国の風景や人々を見かけます。さらに,僕たちは小学生の頃から英語も習っています。これだけ日本の外のことを学ぶ機会があっても,僕にとってそれらを身近に感じることはありませんでした。とにかく僕は直接感じ取りたかったのです,外の世界を。
 デービスに行くことになってから,不安を感じることもなくあっという間に出発の日になりました。デービス高校に到着し,バスを降り,生徒に囲まれた瞬間,たくさんの英語が耳に入ってきました。その時初めて外の世界に来たのだと実感したのです。そして,ホストファミリーであるマイケルと対面し,家に着くと今まで抱かなかった不安に襲われました。自分は本当にやっていけるのだろうか,英語ばかりの状況で自分の意思を伝えることができるのか,今まで体験したことのない不安に襲われました。しかし,すぐにそれも無くなりました。僕たちは自分のこと,学校のことなどたくさん話しました。使いなれない日本語と英語で一生懸命お互いのことを知ろうとしました。そのおかげでマイケルの家族ともすぐになじむことができました。
 デービス高校では日本にはないたくさんの授業がありました。それだけでなく,授業のやり方や環境も僕が知っている日本のものとは異なっていました。歴史の授業では,先生がパワーポイントや映像を使って説明し質問を投げかけたり,生徒が歴史の人物について自分の考えなどをまとめたものをプレゼンするなど,僕が受けてきた歴史の授業とは全く異なるものでした。デービスの授業では多くの生徒が自発的に挙手をして,先生に質問や意見を言いながら授業が進んでいき,おおいに刺激を受けました。
 多くの人はアメリカというと何もかもが大きいという印象を持っているでしょう。その通りです。食べ物は大きい,甘い,濃い。街の道路は広く信号はほとんどない。アメリカに着いて初めて食べたハンバーガーは,日本のものより一回りは大きいものでした。マイケルの家は1つひとつの部屋が広くてプールがありました。その全てに驚かされました。知っていることと体験することは全く異なることなのです。分かっているつもりでも,分かっていないことは多いのです。土足で家に入るということも知っていましたが,やっぱり抵抗はありました。こういった文化の違いを体験することで僕の世界は少しずつ広がっていっているのかもしれません。デービスで過ごした期間は一生忘れないでしょう。これが僕の最初の一歩です。この経験で僕はもっと日本の外の世界を見てみたいと思いました。もっと視野を広げていきたいです。

★私はアメリカに行くのがとても楽しみで仕方がありませんでした。最初は「英語なんて全然話せないからやばい!」と思っていたけれど,ホストであるシェインがメールで「大丈夫!みんな良い人だし,助けてくれる」と送ってきてくれたおかげで,心が軽くなりました。デービスに着き,6月以来のシェインと初めましてのお母さんはとても面白くて優しくて最高でした。スーパーマーケットや,週末にはサンタクルーズやサンフランシスコなど色々な場所へ連れて行ってくれました。サンフランシスコにあるGreat Mallは買い物好きである私には天国のようなところでした。
 アメリカとは日常の生活,スキンシップ,食べ物,建物,あらゆるものが異なりました。楽しかったことも困ったこともたくさんありましたが,ずっと英語を聞いていると耳が慣れていき,みんなの言うことが分かってきた時にはとても嬉しかったです。
 1番良かったことは,新たな人との出会いです。日本とこんなに遠く離れている人と出会い,話し,友だちになることができて貴重な体験をすることができました。友だちとはfacebookでもつながっているので,いつでもすぐに連絡を取ることができます。だから近いうちにまたアメリカへ行くつもりです。
 また,この2週間のおかげでより英語に興味を持つことができ,視野を広げることができました。もっと広げていくために大学で英語を学び長期留学がしたいです。そのためにNHKのラジオ,テレビ,Skypeなどをフル活用して一生懸命勉強していきたいと思っています。

★デービスに行って本当に多くのことを学びました。シェインから色々な英語表現や,リサやサマンサからは相づちを教えてもらいました。例えば,たいてい「イヤー」と言いますが,他にも「ハハー」とか「アハ」とか「ハ?」とか面白いものがありました。みんなから教えてもらった相づちを早速使って,少しでもアメリカ人に近づけたときはとても嬉しかったです。
 デービスはフレンドリーな人ばかりがいて,たくさんの人が話しかけてくれたおかげで,友だちを作ることができました。デービスを離れる時,みんな授業を抜け出して「これはさようならじゃない。また会おう」とか「結婚するときは絶対に呼んでね」と泣きながら見送ってくれました。
 このプログラムのおかげで地球の反対に住む人たちとこんなにも仲良くなることができ,本当に参加して良かったと思います。アメリカでの生活は日本に帰りたくないくらいに楽しかったし,日本では学ぶことのできないことをたくさん知りました。また是非アメリカへ行ってみんなに会いたいです。

★私は鷲羽高校に入った時に,デービス高校との交流があることを知り,絶対に行きたいと思っていました。
 そして,2年生になってからデービスに行くことが決まり,プレゼンテーションの作成や,アメリカ人の先生と会話の練習などをたくさんしました。アメリカに行って,上手く会話ができるか,文化の違いについて行けるか本当に心配でした。だけど,実際に行ってみると,みんなフレンドリーで優しく接してくれたり,困っていると必ず助けてくれたり,本当に優しい人ばかりでした。
 最初は「I'm Yuka.」と話すだけでも恥ずかしかったけれど,みんなと話すにつれ,恥ずかしさもなくなり,英語を聞くのも慣れることができました。英語で話しかけられても動揺せず会話ができるようになり自分でもびっくりしました。
 アメリカの授業では,自分の意見をはっきり述べる場面が多く,自分たちの授業では見ることのない光景でした。何をするのも恥ずかしさを感じることはありませんでした。それに,校則はほとんどなく,時間割も自分で組んでいました。男女の仲もとても良かったです。
 初めて2週間も家を離れて,外国へ来て,最初は不安と期待で胸がいっぱいでした。でも,学校へ行ったり,ホストファミリーといるうちに,言葉の壁にぶつかったり,自分の表現したいことが上手くできなかったり,苦戦したことはたくさんあったけど,みんな優しくてすぐ慣れることができました。
 私はずっとアメリカに行くことが夢であったし,自分の英語力がどれだけあるのか試す良い機会になったので,本当にデービスに行くことができて良かったです。これから先,アメリカで学んだことが無駄にならないように,将来に活かしていきたいと思います。

★初めての海外でした。行く前は自分の英語が通じるかとても不安でした。でも楽しみでもありました。私がこのプログラムに申し込んだ動機は,6月にイアンのホストをしたときに,いろいろな日本とアメリカの違いを知り,今度は自分が行って実際に見てアメリカのことをいろいろ学びたいと思ったからです。
 サンフランシスコ空港からバスで1時間半ぐらいかけてデービス高校に着きました。ホスト生だけでなくたくさんの人が自分たちを迎えてくれたのでびっくりし,アメリカに来た実感がわきました。
 日本とアメリカの学校は全然違いました。いろいろな部活動があり,いろいろな授業がありました。写真や演劇の大道具を作る授業,美術史などの授業に参加しました。写真の授業では,生徒が校内で自由に色々な場所を撮ったりしていました。写真を撮るときは角度が重要だということがわかりました。とてもおもしろそうでした。
 夕食にはメキシコ料理やアイルランド料理の店に連れていってもらいました。それらの料理はとてもボリュームがあったので少し残してしまいましたが,食べたことのない味でとてもおいしかったです。週末には買い物に連れていってもらいました。そこでお土産にチョコレートなど色々なお菓子を買いました。また,イアンの家にはスクリーンがあったので宇宙人の映画を見ましたが,映画館で見ているような迫力があり,楽しかったです。
 たくさんの友だちとデービスから少し離れたSix Flagsというテーマパークにも行きました。日本では見ないスリルのあるジェットコースターばかりでした。みんなと一緒にたくさん乗ってしまって少し気持ちが悪くなったけれど楽しい時間を過ごしました。
 マイケルの家でお別れパーティをしてもらった時にサプライズ企画で感動したサマンサ、マイケル、花ちゃんによる歌のプレゼントは忘れられません。2週間困ったこともいっぱいあったけれど,本当に色々なことを学び,すべてのことが新鮮で貴重な経験ができました。もう一度デービスへ行きたいです。そのために英語をもっと勉強したいです。たくさんの思い出を作らせてくれた両親や先生方にも感謝し,この2週間で学んだことを今後の自分に活かして,様々なことに挑戦していきたいと思っています。

★私がこのプログラムに参加した動機は,苦手である英語を少しでも好きになり克服したいと思ったことと,日本を出て広い世界を見てみたいと思ったことの2つです。
 行く前はいろいろなことに対しての不安な気持ちでいっぱいでした。しかし,デービス高校の生徒や先生,ホストファミリー,みんなが優しくて親切な人ばかりだったので早くなじむことができました。菅野先生の日本語のクラスの人たちが学校案内をしてくれたり,一緒に授業を受けたり,遊びに誘ってくれたりと仲良くしてくれました。おかげでたくさんの人と話し仲良くなることができました。初めの頃は緊張してなかなか話せなかったけれど,気軽に話しかけてくれるので少しずついろいろな話ができるようになりました。
 またみんなに会いにアメリカへ行きたいです。
★私はデービスに行くなんて思いもしませんでした。日本を2週間も離れるし,お金もたくさんかかる。姉がデービスへ行っていたので,昨年の6月にデービス生のホストをしました。ナオミは私の家にいた間,自分の家族,友達,デービスの有名なものなどについてたくさん話をしてくれました。最終日,絶対デービスに行くからねと約束してしまったことで,本当に行きたいと思うようになったのです。両親に行っても良いか尋ねると,両親は私がそう言うのを待っていたかのように「もちろん!あなたが行きたいと思うなら,行ってきなさい。」と快く言ってくれました。
 学校側も私たちをデービスに送り出すために,デービスに行くための適性検査やたくさんの実習の場を設けてくれましたが,その練習を重ねていくうちに,アメリカへ行くことへの不安はどんどん大きくなっていました。
 いざ日本を出発。飛行機の中では眠れませんでした。入国審査では何とか英語で話せました。久しぶりにナオミと再会し,お母さんはあたたかくハグをし「Welcome!」と言ってくれました。他のホストの生徒たち,日本語を習っている人たちなどがたくさん出迎えてくれました。家はとても大きくてびっくりしました。お母さんは私にたくさんのアメリカの食べ物を食べさせてくれました。お父さんは有名なレストラン,サンフランシスコ,海や国立公園などいろいろなところに連れて行ってくれました。
 デービス高校の授業はとても本格的でした。特に,コーラスやオーケストラのクラスはレベルが高くて身震いしました。一番印象に残っていることは,生徒や先生方が私たちをとてもあたたかく迎えてくださったことです。毎日同じ時間割で,日本語の授業は5段階に分かれており,どの段階の人も日本語が上手でした。日本語クラブの人たちは私たちの歓迎昼食会や放課後交流会を開いてくれたり,Six Flagsに一緒に行ってくれたりしました。ホスト以外の日本語の授業を取っている人たちともダウンタウンに出かけたり,本当に楽しい10日間でした。みんな優しくて,心のあたたかさを感じました。前にデービス高校の校長先生であった教育長のロバーソン氏の第一印象はごつい人で怖そうだったけれど,とても温かいまなざしで私たちのスピーチを聞き,1人ひとりにコメントを言ってくださり,心に響きました。
 この2週間で学んだことを忘れず,将来活かしていきたいです。

★初めての海外でしたが,不安は全くありませんでした。どちらかというとワクワクしていました。海外へ行くことは小さい頃からの夢でした。その夢がこのような形になって本当に幸せな2週間でした。私を受け入れてくれたアリスは自分が持っていたイメージと同じでとても優しかったです。英語で話をして私が分からない時は日本語で話してくれました。言葉の壁はやはり高かったです。言いたいのにどう言えば良いか分からなかった時はすごく悔しかったです。
 アリスの両親は中国人で私にとても優しく接してくださり嬉しかったです。お母さんは好き嫌いの多い私に「これは食べられる?」と聞いてくれたりしました。そして,デービスの高校生の友達がたくさんできました。日本とアメリカの違いはたくさんありました。家の構造,習慣,学校のシステムなど肌で感じないとわからないことがたくさんありました。この2週間は,一生忘れられない自分のターニングポイントになりました。少し見方や考え方を変えてみるのも良いことだと思い,本当に貴重な時間を過ごしたと実感しました。将来は英語に携わる仕事がしたいと思っているので,この経験を活かしたいです。そしてまたデービスに行きたいです。
 このプログラムに携わっていただいた方や背中を押してくれた両親に感謝しています。自分で出した答えは合っていました。

サンフランシスコ
フィッシャーマンズワーフ
サンフランシスコ
フィッシャーマンズワーフ
サンフランシスコ
アラモスクエア
サンフランシスコ
イサベル女王とコロンブス像
サンフランシスコ
州知事執務室
サンフランシスコ
ロンバードストリート
サンフランシスコ
ツインピークス
   
サンフランシスコ グレース大聖堂
 デービス高校訪問プログラムについて

☆日程表はこちら


デービス高校前
日本語授業
オールドサクラメント
ポニーエクスプレス像
サクラメント
カリフォルニア州会議事堂
ノースデービス小学校訪問
教育長ロバーソン氏訪問
フレンドシップデイ
デービス高校体育館
お別れパーティ
 
デービス高校出発
 
カリフォルニア大学デービス校
シックスフラッグス・ディスカバリーキングダム
(野生動物園、海洋水族館、テーマパーク)
シックスフラッグス イルカ・シャチのショー
サンフランシスコ市庁舎


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