〇令和３年度　第１学期終業式　式辞

　みなさん、おはようございます。本年度も本日で１学期が終わろうとしています。この１学期を振り返ってみていかがですか。今年度こそコロナ禍が終息し様々なことが以前のようにできるのではないかと期待していたと思いますが、引き続き部活動もできない緊急事態宣言となり、制約の多い生活となりました。その中でもみなさんは、できることを一生懸命にやってきました。私は１学期の間に様々な授業を見せてもらいました。熱心に先生の説明を聞く姿、黙々と問題を解く姿、自分の意見をしっかり発表する姿、率先して実習や競技をする姿がありました。また部活動やその他の行事で活躍する姿もありました。みなさんの生き生きと活躍する様子を見て頼もしく感じました。

　今日はこれを見てもらいたいと思います。これは本校の本年度の新しいポスターです。本校のキャッチフレーズとして「夢 行く 鷲羽」にしました。これはどういう意味だと思いますか。中学生はもちろんですが、在校生の皆さんにも、ここに言葉を補って、自分自身に当てはまるフレーズにしてもらいたいと思います。ちょっと考えてみてください。いかがですか。夢を探しに行く鷲羽、夢を実現するために行く鷲羽、夢のような日々を夢見て行く鷲羽など、いろいろと思ってもらえたらいいなと思います。

　そして皆さんの夢の実現のサポートをするのが私たち教員の役目であり、それが「夢育　鷲羽」です。教員は皆さんのサポートしかできません。実現させるのは皆さん自身です。この「夢　行く　鷲羽」はそのことも意味しています。「夢　行く　鷲羽」を速く言ってみてください。ゆめいくわしゅう、ユメイクワシュウ、You Make Washuとなります。すなわち、夢を探しに来ているとしても、夢を実現させるために来ているとしても、みなさん一人一人が鷲羽高校の構成メンバーであり、皆さん一人一人の言動が鷲羽高校を作っているということです。

　これから、３年生は自分の進路実現に向けて間違いなく、悔いなく、勉強や手続きを行っていかなければなりません。２年生は部活動などで学校の中心となっていかなければなりません。１年生はさらに新しいことをどんどん吸収していかなければなりません。そして２学期が始まるとすぐに学校最大のイベントである龍王祭があります。テーマは「心が燃えたぎる鷲羽の祭～鷲羽魂炎の如く～」だと聞いています。この龍王祭こそ、表舞台であろうと裏方であろうと自分の力を発揮して、自分たちで作り上げていくものだと思います。まさに「You Make Washu」そのものです。

　 「夢　行く　鷲羽」どんな高校生活を送りたいですか。どんな人間に成長したいですか。卒業したら何がしたいですか。今日のような節目の日にこのようなことを考えてみてください。誰かに何かを言ってもらうのを待つのではなく、誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく、自分が鷲羽高校を作っているんだという気概を持って、自分から行動し始めてください。そして夢をみつけ、実現していってください。「You Make Washu」２学期にまた元気にお会いしましょう。