届け、私たちの気持ち ~千羽鶴にのせて~

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 福祉保育(看護)モデルの2、3次年生約100人がアメリカ合衆国、コネチカット州のサンディフック小学校の子供たちと先生のために千羽鶴を送る活動に取り組んでいます。
 サンディフック小学校では、昨年12月14日に子ども20人と大人6人が殺害される銃乱射事件が起きました。事件を知った現在テキサス州在住の石井意子(前児島地区中学校勤務)さんから「銃のない国・日本の美しい折り鶴に、祈りや願い、思いを込めて、一緒に皆さんの心を届けて下さい」との手紙が届きました。
 この手紙に共感した生徒たちは、保育検定のために学んだ折り紙の技術を活かして、サンディフィック小学校の生徒や保護者のためにボランティアができるならと、4月下旬に届ける予定で4000羽を目標に千羽鶴に取り組み始めました。
 3年次生のある女子生徒は「もう二度とこんなに悲しい事件が起こらないように、亡くなってしまった子供たちのためにも、今生きているすべての人たちが幸せになれるようにという思いで鶴を折りました。この活動を通して、いろんな人たちが救われて笑顔になって幸せになれたらと思います」と語っていました。また、「日本でも東日本大震災があって、他国の多くの方から励ましていただいたり、援助していただいたりしたので、私たちも折り紙ではありますが、他国の方の支えになれる活動に参加できるのは、誰かのためにもなり、自分の成長にもつながるので積極的に参加したいです」との声もありました。
 銃のない国・日本の美しい折り鶴に、平和への祈りや願いを込めてお届けしたいと思っています。