NZからキャシディさんがやってきた!

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 新学期が始まって間もない4月16日、岡山県立倉敷鷲羽高等学校にニュージーランドから可愛い女の子が、一日だけの学校訪問にやってきました。彼女の名前はキャシディ・グレイさん。首都クライストチャーチから北西へ車で約2時間。山々に囲まれた静かな場所にポツンと現れる清閑なリゾート地である、ハンマースプリングスに住む16歳の高校生です。
 そんな彼女を、遠く離れた日本の岡山県、倉敷鷲羽高校に結びつけたのは、児島鷲羽ライオンズクラブの青年育成プログラムです。昨年度、認証50周年を迎えた同クラブの記念事業の一環として、倉敷鷲羽高校から3名の女子生徒がニュージーランドへ短期留学しました。2週間の滞在を通して、彼女らが仲良くなったのが現地の高校生であるキャシディさん。初めてお互いに顔を合わせたのは、ホームステイ先のご家族が企画してくださったウエルカムパーティでした。その後、一緒にゴルフに出かけたり、言葉や文化の壁を越えてお互いに交流を深めました。
 同クラブ主催で、キャシディさんの日本への短期留学が決まり、「是非、倉敷鷲羽高校の子達が通う学校へ行ってみたい」と希望してくれたことで、今回の一日学校訪問が実現しました。3年次生の山本空(東陽中出身)さんは、キャシディさんについて「自分の意見をはっきり言えるしっかりした女性。すごく憧れる。」と、再会を喜びながら話してくれました。
 日本の高校で一日を過ごしたキャシディさんは、ニュージーランドの学校と大きく違う日本の学校の雰囲気に終始驚いていた様子でした。放課後、学校の中庭で他の女子生徒達と立ち並んだまま菓子パンを食べていたところに、「立ったままで物を食べるのは行儀が悪いよ。」と、通りすがりの先生に優しく諭され、「ニュージーランドでは普通なのに!」と可愛い澄んだ緑の瞳をまんまるにして意外そうに驚き、日本との文化の違いを実感している一幕もありました。
 彼女と一日を過ごした生徒たちは、「目の前にいるのに思うように言いたいことが伝わらない、相手の言いたいことがわからない」、「キャシディさんともっと話したかった」、「もっと英語が話せるようになりたい」ともどかしさを感じていました。特に三年次生の前野瞳(味野中出身)さんは「英語の大下先生が通訳しながら日本語と英語を同時に話している様子が凄くかっこよかった。私も、自在に海外の人とコミュニケーションがとれるようにもっと英語を勉強したい」と目を輝かせて語ってくれました。

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