未来創造学探求講演会～消費者教育～

　本日の３年次生に向けての「未来創造学探求」の講演会では、「消費者教育」をテーマに、和田・小田法律事務所の弁護士小田弘昭先生に講演をしていただきました。
　小田先生は、若年層は悪質業者のターゲットにされやすいということを、まずはデータを元に示されました。その理由は、若者は知識や経験が乏しいため、悪質業者につけ込まれることが多いからだそうです。では、被害に遭わないためにはどうしたらいいのでしょうか。
　まず教えていただいたのは、民法に「未成年者取り消し」というものがあるということです。未成年者であれば、たとえ悪徳業者と契約してしまっても、その契約を取り消せるのだそうです。そして、やはり困った時にはすぐ相談！と、相談窓口を教えていただきました。
　また、先生から、『キーワードで覚える！悪質商法の注意点』も教えていただきました。そのキーワードとは『悪質業者はう・そ・つ・き！』だそうです。それは、

　「う」　うまい話を信用しない！
　「そ」　相談する！
　「つ」　つられて返事をしない！すぐに契約しない！
　「き」　きっぱり！はっきり！断る！

　真面目で、気が弱く、自分に自信があるタイプがだまされやすいそうです。このキーワードを心にとどめ、だまされないように注意してほしいと思います。さらに教えていただいた、「クーリング・オフ」の方法も、いただいた資料に詳しく書いてありました。被害に遭わないこのが一番ですが、もし、被害に遭ってしまっても、落ち着いて対処したいものです。