「君には夢があるか?」新日本プロレス片山明選手 人権講演会

 今回で5回目の来校となる、片山明さん。元新日本プロレスのプロレスラーで、必殺技片山ロケットを繰り出して首を骨折して以後、不自由な身体となりました。それでも前向きに、もう一度リングで暴れることができる日を目指してトレーニングを欠かさないその生き方と熱意に触れた生徒たち。とても真剣に、とても良い表情でお話に聞き入っていました。

~片山明さんより、締めくくりのメッセージ~
 「鷲羽の3年生の皆さん、皆さんは夢を持っていますか?夢は何でもいい。心の中を注意深く探せば、どこかに絶対、何かがあるはずだ。人は生まれた瞬間から、死に向かっている。漫然と生きるのではなく、何か目標に向かって生きてみないか?未体験の事、失敗、誰だって怖い。「やっても駄目だ、どうせ駄目だ」って、誰だって思う時がある。でも、ほんの少しだけ勇気を出してほしい。その一歩の繰り返しがやがて、道になる。分かれ道が来たら自分で選ぼう。誰かに尋ねてもいいだろう。遠回りも失敗も、無駄な事は一つもない。努力をしても報われるとは限らないが、経験したことは必ず自信につながる。経験の中には、すごく辛いこともある。一歩を踏み出すのは、命を投げ出すことじゃない。どんなに苦しい時が訪れても、少しだけ耐えてみてほしい。」