【ビジネス科】科目「プログラミング」で調理実習?!

倉敷鷲羽高校ビジネス科では、科目「プログラミング」を設定し、プログラミングスキルや情報システムの開発、論理的思考力を身に付けるための学習を行っています。今回は、授業で調理実習を行いました!!!

「なぜプログラミングで調理実習?」と思うかもしれませんが、これにはきちんとした理由があります。 プログラムを理解するにあたって、大事なことの一つに「アルゴリズム」を理解することがあります。

「アルゴリズム」というのは、問題を解決したり目標を達成したりするための“手順”のことです。 この“手順”の重要性を学ぶために、調理実習に挑戦しました!

今回生徒たちが作ったのはホットケーキです。
事前に調理室の器具の位置や使い方や使える材料の種類、分量、調理の仕方などを、事細かに書き出していきました。「エプロンを身に付ける」や「牛乳を机の上からとる」、「裏面が茶色になるまで焼くことを繰り返す」など、調理の流れ図を完成させていきました。

当日はこの“事前に作った流れ図通りに行動しなければならず、それ以外の行動はすべてエラーである”というルールのもとに調理を進めていきました。
最初はうまくいっていたグループも次第に、「この流れ図じゃ焦げちゃう!」、「〇〇って書いておけばよかった」などと言いながらホットケーキを作っていました。

結局、事前に作った流れ図通りに調理をすると、きちんとホットケーキが作れないことが判明し、後日の授業で「もっとこうすればよかった」と振り返りを行いました。
生徒の感想には、「事前に手順を考えることの大切さがわかった」、「完璧だと思っていても実行してみないとわからないエラーがあると気が付いた」、「普段の生活でももっと手順を意識していきたい」など、調理を通してアルゴリズム(手順)の重要性に気が付いたと思われる意見が多くありました!

プログラミングは、難しいイメージやそういう仕事をしている人しか使わないイメージがあるかもしれませんが、物事の“手順”を理解するためにうってつけの科目だと思います!
これからも、プログラミングの勉強を頑張ってください!!

You Make Washu!!