守(しゅ)・破(は)・離(り)の精神で

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 今日は2・3年次生の始業式で新しいクラスのスタートです。今度の担任の先生はどんな先生かな?新しいクラスでがんばりたい! と期待と不安の日を迎えたと思います。どの担任の先生方も皆さんと一緒に楽しく、充実した学校生活が送れるよう一生懸命指導しますので、よろしくお願いします。

 新任式では、16名の新しい仲間=新任の先生方が加わりました。

 始業式では、校長先生の講話がありました。「本校が10周年を迎えますが、前身の児島高校は87年、琴浦高校は70年の歴史を持っていたので、合計すると167年の伝統校になります。その伝統を引き継ぐ基本姿勢は、本校の校訓「誠実・創造・貢献」にあると思います。また、この校訓を引き継ぐ者の心構えとして、「守(しゅ)・破(は)・離(り)」の精神を持って欲しいと思います。」


 「守破離」の「守」とは、武道を学ぶにあたって、師や各流派独自の教えや形、技などを忠実に守り、それからはずれることのないよう精進して、その教えを堅く守って身につけることです。
 「破」とは、今まで学んで身につけた教えや形、技が確実に身につき、修行がさらに進んでいけば、自然と他流の師の教えも心がけ、他流のよい技を取り入れていく。そして自己の守ってきた形の技を破って、心と技を発展させていくのである。
 「離」とは、破の状態よりさらに修行していくうちに「守」にとらわれず、また「破」も意識せず、おのずから一つの形、流派を離れて新機軸を開いて、独自の新しいものを生み出して、修行していくことである。
 この「守破離」の精神は単に武道ばかりでなく、人間の生き方すべてにとって大事なことです。