小さな鉄人を応援して

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 「ファッションタウン児島第10回倉敷ジュニアトライアスロン大会」が開催され、倉敷鷲羽高等学校からも総勢60人の生徒が大会運営ボランティアとして参加しました。
 朝6時30分に会場となる倉敷市児島マリンプールに集合した生徒たちは、受付用テントの設営から、水泳・自転車・ランニング各競技のタイム記録補助、競技者たちの集合点呼、競技場への案内等、多岐に渡る大会運営業務を補佐しました。
 競技が始まるやいなや、小さな子供達が汗いっぱいになって競技に打ち込む姿を見て、鷲羽生たちも自然と応援に熱が入りました。
 エイドステーションでの給水にあたった生徒たちは、小さな子どもが紙コップを受け取り易いように腰を低くして並走したり、飲み終わった紙コップをその場へ捨てられず、どうしたらいいか迷っている様子の子供の元へ走り寄って紙コップを回収したりするなど、全力で頑張る選手の子供たちを懸命にサポートしていました。
 参加した生徒達の感想を紹介します。

 1年次生 森本夏帆さん
 
「ボランティア活動を通して、選手の保護者の方々や地域の大会運営ボランティアの人など、様々な立場の大人と話す機会が得られたことは、貴重な体験だったと思います。私は、将来事務職に就こうと思っていたのですが、こんな風に積極的に人と関わっていく営業や販売等といった職種、小さな子供を相手にした職種も面白そうだなと、将来の仕事に関する視野が広がった思いがしました。」

 1年次生 石井希歩さん
 
「漠然と将来の仕事について考えているのと、実際にその職場でなにか経験してみるのとでは雲泥の差があります。経験して初めて気がつくことも沢山ありますから。ボランティアの機会を利用して、将来の自分の仕事について考えてみたいと思います。」

 今回のボランティアの経験が、参加した多くの生徒にとって就労意識を高める意義深い体験となったようです。