餅つきが取り持つ日本文化継承と地域コミュニケーション

 12月30日、旧児島高校跡地において「第13回年末FTKチャリティーもちつき大会」が開催されました。この行事は、ファッションタウン児島推進協議会が主催し、児島地区の地域住民でもちつきを行い、つきあげたもちの売上金を寄付に充てる児島地域の年末恒例行事です。毎年鷲羽高校からも数名ボランティアで参加しており、今回は硬式野球部の生徒21名と2年次生有志2名が参加しました。参加した生徒たちは、めったに経験することのないもちつきに、最初は要領を得ず、慣れない手つきでぎこちない様子でした。しかし、地域の方々に手ほどきを受け、もち米の特徴や蒸し方、つき方、もちのこね方、あいどりの方法などを学び、日本の食文化に触れる良い機会になりました。
 今回参加した、硬式野球部主将の那須柚斗君は「普段経験することのないもちつきに参加することができて良い経験になりました。地域の方とコミュニケーションをとりながらもちつきができたので楽しかった」。同じく荒嶋航希君は「もちつきのやり方を学べて良かったです。この経験を活かして、伝えていく側になりたいです」と話していました。また有志の濱井沙樹さんと隅田真世さんは「地域の方と話しながらするもちつきの雰囲気がとても楽しくいい思い出になりました」と話してくれました。
 近年、家庭でもちつきをすることが少なくなり、初めてもちつきを経験した生徒も多くみられました。このような貴重な経験が、日本文化や親子・家族・地域住民のふれあう交流の場として継承をしてくれることを願っています。ファッションタウン児島推進協議会をはじめ、多くの地域住民の方にお世話になり、ありがとうございました。

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